新生ベガルタ仙台の大感想
皆さんあけましておめでとうございます。
年末に胃腸炎を発症してしまったせいで、うんうん苦しんでるうちに年が明けてしまいました。そして気づけばベガルタが新体制を発表し、始動日を迎えておりました!!
なので、今回は発表された新体制をもとに妄想を膨らませていこうかと思います。
1.メンバー
まずはメンバーを一覧で見ていきましょう。
背番号 | ポジション | 名前 |
2 | DF | パラ |
3 | MF | 飯尾 竜太朗 |
4 | DF | 蜂須賀 孝治 |
5 | MF | 椎橋 慧也 |
6 | MF | 兵藤 慎剛 |
7 | MF | 関口 訓充 |
8 | MF | 松下 佳貴 |
9 | MF | イサック クエンカ |
11 | FW | 赤﨑 秀平 |
13 | DF | 平岡 康裕 |
14 | MF | 石原 崇兆 |
16 | DF | 吉野 恭平 |
17 | MF | 富田 晋伍 |
18 | MF | 道渕 諒平 |
19 | FW | ジャーメイン 良 |
20 | FW | 長沢 駿 |
21 | GK | 関 憲太郎 |
22 | GK | 川浪 吾郎 |
23 | DF | シマオ マテ |
24 | GK | 小畑 裕馬 |
26 | DF | 浜崎 拓磨 |
27 | GK | ヤクブ スウォビィク |
28 | MF | 佐々木 匠 |
29 | FW | アレクサンドレ ゲデス |
30 | MF | 田中 渉 |
31 | DF | 照山 颯人 |
33 | DF | 常田 克人 |
35 | GK | イ ユノ |
37 | MF | 中原 彰吾 |
39 | DF | 金 正也 |
(https://www.vegalta.co.jp/news-team/2020/01/post-1197.htmlより。一部加工)
期待せずにはいられないメンバーですね!
何と言っても目玉は鳥栖から獲得したクエンカでしょう。昨季は混乱気味の鳥栖にあって気を吐いており、29試合6ゴールとまずまずの結果を残しています。昨季の鳥栖戦でのイメージは、技術とフィジカルを生かしてゴリゴリとボールを持ちあがるスタイルと感じられました。ベガルタには貴重な独力でゴールまで迫れるタイプなので、きっと活躍してくれるでしょう。
昨季リーグのアシスト王となり、ベガルタのゴールのおよそ1/3に絡んだ永戸の後釜には、ブラジルからパラを獲得。正直どのようなタイプのプレーヤーかはわかりませんが、ブラジル人らしく攻撃が好きなタイプの選手とふんでいます。永戸の2番を与えられているあたり、大きな期待をされているはずなので、楽しみな選手の一人です。
今年の選手の出入りは例年と比べると、昨季の中心選手をしっかり残し(永戸は出てしまいましたが)、さらに上積みができているという印象です。長く続いた渡邊政権が終わり、新たな木山時代が始まるということで、フロントも気合が入っているのが伝わってきます。
2.フォーメーション
フォーメーションについては、木山監督就任が決まった時私は従来の4-4-2の踏襲or木山スタイルの代名詞3-4-2-1のどちらかでいくものだと思っていました。しかし、ここまでの報道を見る限りだと、どうやら4-2-3-1での練習が多いようです。
4-2-3-1の場合やはり注目は前線の組み合わせでしょうか。2列目は関口・石原・クエンカ・佐々木・道渕が主戦場としております。ただ、CFの枠が1枚ということを考えると、赤崎・ジャメあたりも2列目での勝負になる可能性がある気がします。
個人的にはやはり佐々木がトップ下で1年を通して活躍して欲しいなあという気持ちです。サイドでは走力や守備力といったフィジカルの部分の強度が求められてしまうので、線の細い佐々木ではやや分が悪いと思いますが、トップ下で攻撃に比重を置いてプレーさせてあげれば輝けるのではないかと思います。かつてはクリスランと好連携を見せていたことからも、選手の特徴に合わせたプレーを披露できるタイプなのではと勝手に妄想しています。
あと気になるのはクエンカの起用法でしょうか。定石通りでいけば左サイドなのでしょうが、左サイドバックがパラの場合、関口を起用して守備のお守りをやってもらうということもあるかと思います。左サイド以外ではトップ下での起用も十分考えられるかと思います。基本的には佐々木しかトップ下はいないので、競争という意味合いでもそこをやらせることはありそうですし、中央でボールを受けても失わずにチャンスにつなげられる技術があるので、面白い働きをしてくれるとも思います。
一方で右サイドがやや手薄のように感じられます。本職としては道渕しかいません。左にはクエンカ・関口がいるので、石原を右に回しても面白いかもしれません。また、昨季もジャメがサイドでプレーする試合がありました。スピードがありますし、積極的に仕掛ける姿勢も持ち合わせているので、アリだと思います(クロスの精度は磨いてほしいですけど)。オーバメヤンみたいな活躍に期待です。
ワントップ争いも熾烈です。長沢・ゲデス・赤崎・ジャメの4人が1つの枠を競うことになります。点で合わせることができ、守備でも貢献できる長沢・裏への抜け出しと積極性に富むジャメ・テクニックがあり、万能の働きができる赤崎と非常にバラエティ豊富な面々なので、木山監督も頭を悩ませているのではないでしょうか。(ゲデスはわからないので、割愛しました)
ただスタメンのポールポジションにいるのはやはり長沢なのではないでしょうか。副キャプテンに任命されたことからも既に監督から大きな信頼を寄せられていることがうかがえます。
3.まとめ
メンバーとフォーメーションをここまで見て私見を述べてきました。新加入選手のプレースタイルなどはかなりイメージで語っている部分も多いので、開幕までにもっとデータとにらめっこしながら記事を書けたらなあと思っています。あと今回は前線にフォーカスしすぎたので、次はDFやボランチの争いについても検討していきたいです。
皆さんもどんなスタメンが見たいか、この選手のスタイルこんなだよというのがあれば、コメント頂けますと幸いです。
それでは、ありがとうございました!
祝!!木山新監督就任!!!
皆さんこんにちは。
ここ最近はベガルタ含めサッカーの試合は見ていたものの、なかなか筆が重く、アウトプットをさぼってしまっていました。
そうこうしている間にJリーグは天皇杯を残して全日程が終了してしまい、ベガルタの今季のまとめや、ベストイレブンこれでいいの?といった書きたいテーマが山積みになってしまいました。
そこで、久しぶりに今日はアウトプットをしようと思い立ったのですが、ちょうど木山監督が新監督に就任するというホットなニュースが発表されたので、それについて書いていこうと思います。
まず木山監督のイメージですが、愛媛で監督をやっていた際は比較的攻撃的なサッカーを志向していたような記憶があります。
football labのチームスタイル指標を見ると、ショートカウンターの指数が高く、自陣ポゼッションとロングカウンターの指数が低めになっています。奪われたら相手ゴールの近くで奪い返せばチャンスになるじゃんという考えのサッカーだったのかなあと考えます。
また、ロングパスの指数も低いため、セット時は丁寧につないで攻めていたのかなとも想像できます。
一方で前所属の山形ではどうだったのでしょう。ネットでは、守備の組織作りには定評があるものの、攻撃には手詰まり感があり、退屈だったという評判をちらほら見ます。
ただ、単純な数字だけを見ると、山形の監督に就任してから
2017 得点45 失点47
2018 得点49 失点51
2019 得点59 失点40
というように、得点数を伸ばしているので、やはり攻撃の方向に強みを持つ監督なのではないかと考えています。
(よく見たら、逆に愛媛時代の方が就任期間に劇的に失点数を減らしているようでした)
攻撃の方でいうと、昨季は自陣・敵陣共にポゼッションの志向はあまり強くなく、攻撃は比較的ロングボールが多そうなデータでした。
まあこれだけで見れば、メンバー・チーム状況によって戦い方を変えられるカメレオン監督だとも言えるかもしれませんが、木山監督は愛媛から山形に移る際、肝いりの選手を複数人一緒に連れて行ってるのです。なので、教え子を連れて行って自分の理想のサッカーにてっとり早く近づけるということがやり方として考えられます。まあとはいえ、そこまで毎シーズン似通ったデータが出ているわけでもないので、その時その時で戦い方を変える柔軟さもあるのではないでしょうか。
フォーメーションについては、愛媛・山形時代共に圧倒的に3-4-2-1を多用していましたが、会見では既存メンバーの特性を生かすために4バックをベースに考えているという旨の発言がありました。この考えには大いに賛成です。来季も恐らく守備の要は契約を更新したシマオマテになるでしょう。アタッカーへのチャレンジがストロングポイントのマテを生かすには、他のセンターバックと相互に近い距離感を保てる4バックが最適だと思います。
中盤より前は、ボールを保持するスタイルなら中盤を厚くした4-2-3-1、サイドの突破力を生かすなら4-3-3、今季の戦い方を基本にするなら4-4-2というところでしょうか。この辺りは選手の出入りが落ち着いて、誰を中心にチーム作りを進めるかによって変わってくるでしょうが、いずれにせよ早々に契約を更改したクバ・マテ・松下・長沢というセンターラインが中心になっていくのでしょう。
大まかに過去のデータとここまでの報道を見て記事を書いてきました。年末年始のお休みを使ってもう少し愛媛や山形時代の戦い方のデータを見て深堀した記事をかけるよう精進してきます!
それではみなさんメリークリスマス!!
道渕って実はけっこう貴重なタイプのプレーヤーなのでは
皆さんこんにちは。
先日の清水戦は見事な快勝!!であったにも関わらず、やることが多くて感想を書けませんでした。反省・・・
というわけで今回は久しぶりに個人的に思ったことを書きます。
お題は、道渕ってあんまりいないタイプなんじゃね?でいきたいと思います!
そもそも何故これについて書こうかと思ったかというと、宮市って右サイドでは輝けないのかなあとふと思ったことがきっかけでした。
宮市はスピード相手を抜き去って左斜め45度の位置からシュートを打つのが一番好きな形なのでしょう。ただ、あれだけスピードがあったら右サイドに置いて、スピードで縦を破ってクロスを上げるというプレースタイルもいけるのではと思いました。
でも実際に起用されるのは左サイドが圧倒的に多いのかと思います。(ザンクトパウリでは右サイドだよとかだったらすみません)
多分それは左サイドでボールを持った方がプレーの選択肢を多く持てることが影響しているのだと考えます。左サイドで半身で構えれば、右足のインサイドで縦に蹴りだしてスピード勝負もできますし、アウトサイドで中に切り込むこともできます。選択肢が多ければその分相手DFに脅威を与えることができます。
対して右サイドでボールを持つと、縦に突破するには縦の方向に身体を向けておく必要があります。こうなると、視野はもちろん狭くなってしまうので、プレーの幅は狭まります。また、逆足でカットインするというのは技術が必要ですし、切り込んだ後にできるプレーもあまり幅はありません。
こうして比較すると、やはり自分が監督なら宮市を左サイドで使いたいと思いますし、自分が宮市なら左サイドでプレーしたいです。ここまで宮市を例として扱いましたが、世界的にサイドプレーヤーが利き足の逆サイドでプレーしているのが多いのも同様な理由かと考えています。
さてここで我らがベガルタ仙台のNO18道渕という選手はというと、右利きで右サイドでプレーをしております!非常に貴重な存在だと思います。
自分が考える道渕の特徴は以下4つです。
①攻守に貢献できる豊富なスタミナと走力
②フィジカルを生かした縦への突破
③強烈なミドルシュート
④右→左へ斜めに走りながらPA内に入ってくるゴールへの意識
②の特徴は恐らく左サイドでは生きないでしょう。相手に寄せられながらも、ボールを奪われず強引にクロスを上げきるというプレーに最終的につながるので、その状況下ではやはり利き足で蹴れないと厳しいでしょう。
①と④は連関しているところがあると思います。守備をした後低い位置から一気に斜めにゴール前まで入ってくることで、相手のマークを全てはがすことが可能です。また、カウンターの場面で右サイドにスペースがあり、そこにボールが出た時に道渕は一気にPA脇まで持ち込んでクロスを上げることができます。これもやはり利き足のサイドに置かれているからこそのプレーだと思います。
昨日の日本代表vsベネズエラ代表で、左サイドバックの佐々木がせっかくスペースでフリーで受けたのにクロス前に一回ボールを持ち直して上げていたのを見ると、やはり利き足サイドに置かれたプレーヤーの大事なプレーの流れかと思います。
頭の中で考えていたことを書いてみたら全くまとまりがなくフィニッシュしてしまい申し訳ないです笑
もしかしたら今は自分が思っている以上に利き足サイドでプレーしている選手が多いのかもしれませんが、そこは印象でしか考えてなかったので、もしいたら是非教えてください!
今年もJ1は残り3試合になってしまいました。生粋のベガルタっ子の道渕にはぜひ頑張って頂き、12月のE-3にはベガルタユース出身者初のA代表に選ばれてほしいですね!
というわけで、ありがとうございました。
J1第30節ベガルタ仙台vsヴィッセル神戸の感想
皆さんこんにちは。
今日は、J1第30節ベガルタ仙台vsヴィッセル神戸の感想を少々・・・
ルヴァンカップの決勝があったため、29節から2週間空いてのリーグ戦。準備期間は長く、ベガルタは試合前の1週間を非公開にしてタレント軍団への対策を講じてきました。
その結果が3-4-2-1という布陣変更でのスタートでした。ヴィッセルは3-3-2-2の布陣が予想されていたため、アタッカー4人に対してDF3人+ボランチ2人の5人で数的優位に立ち、まずは守備から入ろうというところだったのでしょうか。
攻撃のところでは、長沢のタメと2シャドーの絡みから素早くフィニッシュまで持ち込もうという狙いがあるような旨が、試合中の渡邊監督の指示から見えてきます。
ところが、実際どうだったかというと、思いのほかWBの1対1で押し込まれてしまい(特に蜂須賀x酒井)、常に重心が後ろに下がり5バック気味になってしまっていたような気がします。WBが押し下げられてしまった結果、SHの2人も下がり目に位置してスペースを埋めざるを得ず、長沢との距離感が遠くなってしまい、狙っていた攻撃の形を作れなかったように思えます。
守備に関しては、シマオがしっかりとビジャをマンマークして抑えた点、引き気味の布陣を敷いたことで古橋のスピードを生かさせなかったという点から、2点はとられたものの言うほど悪くはなかったのではという気がします。
やはり目につくのは攻撃のレパートリーの少なさ。この試合ではシュートシーンが全然なかったというわけではありませんが、狙いのある攻撃が展開されていたかというと疑問符がつきます。
ヴィッセルは前線のタレント性を存分に生かすため、3バックの両サイドは基本的に攻撃に参加することはなく、後ろで構えていました。そのため、ベガルタのカウンターのシーンでも長沢がランニングしてロングボールを受けられるスペースがなかったように見えます。(ヴィッセルの試合ほとんど見てなかったのでちょっと驚きました)
4-4-2が定着して以降、カウンターが主となっていたベガルタには痛いところです。
一方で、後半に入るとバイタルエリアで縦パスを受けられるシーンが増えており、特にジャーメインが上手く受けてチャンスを作っていました。
元々アンカーに山口がいてその両脇というのはエアポケットになるスペースでした。ましてそこを埋めるべき選手がイニエスタと小川という守備に重きを置いてない2人なので、前半からそこを突くべきだったのでしょう。というかそれも狙っての2シャドーだったのかもしれません。そうだとしたら、前半受けに回ってしまったのが悔やまれる一戦だと言わざるを得ないでしょう。
何はともあれ、これでヴィッセルは残留をほぼ決めたと言えるでしょう。幸いにも他のライバルが軒並みつまずいたため、まだ優位には立てています。次節は清水戦でライバルとの試合が続くので、早く抜け出してほしいですね。
それではありがとうございました。
アーセナルvsCパレスの感想とか
皆さんこんにちは。
先日行われたアーセナルvsCパレスをようやく見直したので、感想を少々・・・
アーセナルは4-4-2のフォーメーションを敷き、
GKレノ
DFティアニー ソクラティス Dルイス チェンバース
MFセバージョス ジャカ ゲンドウジ ペペ
FWオーバメヤン ラカゼット
といったスタメンでした。
注目していたのはやはりプレミア初スタメンのティアニーとケガから復帰したラカゼットのプレーぶりですが、ティアニーは非常に若さあふれる思い切りのいい仕掛けが見られ、クロスも悪くない精度のものを供給しており、今後も楽しみな雰囲気を出していたと思います。
ラカゼットもさすがのポジショニングと技術で、ボールの収まりどころとフィニッシャーの2役をしっかりとこなしていました。
また、ペペのセットプレーはかなりの武器となることが改めて証明されました。先日のELに引き続きこの試合でもセットプレーから2アシストと数字を残しました。個人的にはあの助走でよく蹴り分けできるなあと驚きました。
あとはドリブルから正確なフィニッシュというところが出てくれば本領に近づくという感じなのでしょうか。
他にこの試合のトピックといえばジャカへのブーイングでしょうか。
ジャカのパフォーマンスが悪かったかと言えばそんなことはなかったと思いますが、ここ最近の低調なチームへの不満をキャプテンとして一身に背負わされているような感じなのですかね。
あとはサポーターの多数が恐らくジャカよりトレイラを使ってほしいと考えていることもあるのではないでしょうか。
確かにトレイラは小柄ながらファイトできる選手で且つ運動量も豊富なので、ファンからは好かれるタイプだと思います。一方ジャカは展開力に秀でているものの、致命的なミスや不用意なファウルも少なくなく、どこか安定感に欠ける印象はあります。
にしても交代する自チームの選手にブーイングというのはJリーグの感覚ではありえないことなのでちょっと気の毒ですね。
他にも攻撃の連携の少なさや、切り替えを重視している割に失点が多い点などいろいろと気になるところがありますが、自分の考えがまとまっていない&疲れちゃったのでまたの機会に・・・
それではありがとうございました。
祝!!吉尾海夏選手ケガから復活!!
皆さんこんにちは。
台風が過ぎ去った後もなかなか天気がよくならず、少し鬱屈した毎日が続いていますね。
そんな中、ベガルタサポーターをわくわくさせてくれるニュースが1つ。
そう、ケガで長期離脱していた吉尾海夏選手がついに実戦復帰できそうというニュースが報道されました。
残留争いが佳境に迫り、ライバルとの直接対決を多く控える残り5試合を前に、頼もしい選手が戻ってくるなあという気持ちでいっぱいです。
正直言ってシーズン開幕前は全然吉尾のことを知らなかったので、こんな若造で大丈夫かと思っちゃってました。恥ずかしいです。
しかし、開幕後数試合を終えてからはもうなくてはならない存在になったと個人的には思っています。
特に、3節の神戸戦はチームとしては完敗でしたが、途中投入された吉尾のプレーからは非常にアイデアを感じ、ベガルタでは他にいないプレースタイルだという印象を受けました。
そんな吉尾選手ですが、復帰後にはどんな役割が期待されるのか。
小柄でテクニックがあり、周囲と生かし生かされの関係でチャンスメークするというプレーを期待されての獲得だったと思うので、加入時の3-4-2-1のシャドーというポジションはけっこううってつけだったのではないでしょうか。
しかし、今はもっぱら4-4-2にシステムを変更してしまっています。
システムを変えたのはリーグ戦でいえば、9節のガンバ戦から。これ以降の試合では吉尾は右サイドハーフでの出場が主でした。
恐らく復帰後も右サイドでの起用が濃厚なのかと考えますが、今のベガルタのカウンタースタイルではいささか不安が残ります。
今のベガルタのサイドハーフには、自陣から一人で相手陣内までボールを運べる走力とパワーが求められています。その結果が今の道渕と関口のファーストチョイスなのだと思います。
そう考えると、吉尾はテクニックと攻撃センスには溢れていますが、フィジカリックな部分はまだ十分でないと言わざるを得ないでしょう。
ではどこで起用するか。私は2つの選択肢があるかと思います。
1つ目は2トップの一角にして、4-2-3-1的なフォーメーションを敷く。
2つ目は攻撃的カードとしてボランチの一角に入れる。
前者は13節の名古屋戦で採用されており、吉尾はこの試合で1ゴールも決めました。両サイド・ワントップと連携しやすい中央の位置で自由に動いてボールに絡ませるのが個人的には一番良い起用法じゃないかと思っています。
2つ目は多分にウイイレ的思考が混ざっていますが、キック精度も十分持ち合わせているプレーヤーなので、配球係もこなせる上に、ゴール前への飛び出しにも期待が持てるかと思われます。いつぞやの試合では途中からインサイドハーフでプレーし、まずまずのプレーぶりを見せていたと記憶しています。
イメージ的にはベガルタ時代の野津田みたいな感じでしょうか。
とまあここまで期待を存分に込めた文章を書いてきましたが、慎重派の渡邊監督のことなので、一切使われないで終わってしまうということも考えられます。まあそれが現場で実際に見ての判断なので、その時はああそういうことなのかと思う他ないのですが。
何はともあれ、吉尾選手の将来に期待を抱かせるあのプレーぶりを早くまた見たいですね。そしてベガルタを残留させてください!!(あわよくば来季は完全移籍で残ってください。)
それではありがとうございました。
J1 第29節ベガルタ仙台vs名古屋グランパスの感想とか
皆さんこんにちは。
今回は本日行われたベガルタ仙台vs名古屋グランパスの感想を少々・・・
まず結果は2-0で我らがベガルタ仙台の大勝利!!!
前節の松本戦での絶望的な敗戦から2週間の準備期間を経て、何かしら変化があるのかと思いましたが、スタメン上の変更はシマオマテが復帰したという一点だけでした。(まあこの変化がとてつもなく大きかったわけですが)
名古屋はフィッカデンティ体制3戦目で、中盤センターにシミッチ・米本・和泉を配した布陣を敷き、真ん中のエリアを充実させてきました。
仙台の攻撃は2トップのキープ力と両サイドハーフのスピードを生かしたカウンター、守備ではサイドを多少割り切り、真ん中のエリアにしっかりと蓋をして跳ね返すというやり方。
対する名古屋の攻撃は、ボールを握ってシャビエル・ジョー・前田の3トップのコンビで崩しにくるというものでした。守備時には奪われたらすぐにプレスをかけに来るというもので、攻守共に風間体制下のやり方が見えるものだったと思います。
前半立ち上がりからお互いのやりたいサッカーがしっかりと見える入りでしたが、仙台が一本目のコーナーキックから平岡のゴールで先制!
ゴール前にマテ・長沢・ハモンが入る中、1人引いた位置にいた平岡が見事に頭で合わせました。名古屋DFは3人に気を取られた+平岡が思ったより入ってこなかったというファクターからマークに付ききれなかったということがあったかと思います。
先制後の仙台はしっかりとブロックを作り、奪ったら2トップをターゲットにロングボールを蹴るorサイドで道渕か関口にボールを預けて前に運んでもらい、時間を作るというプラン通りのサッカーを展開。
名古屋の攻撃に対しては、ジョーをマテがしっかりと抑え込み、ゴール前から遠ざけることに成功。シャビエルや前田がサイドに流れてきた際には、サイドバックとサイドハーフがしっかりと数的優位な状況で対応していました。その意味で関口と道渕のこの試合での運動量には感服します。
この試合で改めて感じたのが、ボールを持たれるチームにはやはり強いということと、攻守の切り替えのランニングはかなりできるということです。
松本戦はボールを持たされ、攻撃の時間が長かったにも関わらず、前線のプレーヤーのランニングがほとんど見られないというところが攻撃の単調さにつながりました。
今節の残りの試合を見ると、比較的ボールを握ってくるタイプのチームとの試合が多いので、望みのある試合となるのではないかと思います。
試合を見てすぐに感想を書いたので、全くまとまりのない内容となってしまいました。すみません。
もう少し興奮が落ち着いたら再度感想を投稿するかもしれませんので、その際にはぜひご覧いただければと思います。
それではありがとうございました。